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レスリングウエアブランドが選ぶ、かっこいいシングレットTOP5

MAMOの強みの一つに、シングレットのデザインをフルオーダーできることがあります。

フルオーダープランを用意していることもあって、お客様によりいいデザイン提案ができるよう常に世界のシングレットにはアンテナを張っています。

今日は、そんなMAMOが、「これはかっこいい!!」と思ったシングレットTOP5を紹介いたします。

シングレットのデザインの歴史

2000年ごろまでのシングレットは、決められたデザインの上からカッティングシートでチーム名を印字するパターンが主流でした。

2004年のアテネ五輪頃から、昇華転写プリントというフルカラー表現が可能な印刷技術を使ってデザインするパターンが世に出始めました。

この時期を境に、シングレットのデザインパターンが広がりを見せました。

さらに2016年リオ五輪から、太ももの裾と腰に赤と青の帯(カラーバンド)をつけることがUWWによって義務付けられました(規定では正式には2017年1月から)。

このことによって、バンド部分以外でのデザイン自由度が増し、これまで以上にバラエティ豊かなシングレットが散見されるようになりました。

競技にとって非常にいいことですね。

みんな同じようなユニフォームを着用するよりも、チーム(国)ごとの個性が際立つユニフォームを着用している方が、選手のモチベーションも上がりますし、見ている側も楽しいと思います。

というわけで、世界のシングレットを眺めることが仕事のMAMOが選ぶ、かっこいいシングレットTOP5を発表していきたいと思います!

第5位 2019年 アメリカ代表 シングレット

2019年アメリカ代表のシングレットです。

皆さんの記憶にも新しいと思います。

ありそうでなかった胸部にホワイトをあしらったデザイン。

アメリカの伝統の星マークが大きく入っていて、USAらしさがしっかり残されています。

また、2019年はUSA Wrestlingのメディア活動も活発になり、アメリカ代表のシングレットを目にする機会が増えました。

それと同時に、レスリング界でのNIKEの存在感が増した年だったように思います。

第4位 ”昇り竜” 日本代表 シングレット(北京五輪代表)

(画像引用:https://news.livedoor.com/article/image_detail/7997418/?img_id=5248190)

2008年の北京オリンピック日本代表のシングレットです。

選手の間では「昇り竜」という愛称で親しまれていて、何年経っても色褪せないデザインです。

また、当時の代表は今でもなお日本レスリンング界の顔として君臨している名選手ばかり。

そういったこともかっこよさにプラスされているように思います。

昇り竜が登場してから、「アシンメトリー」「透かし」といったデザイン技術が広く使われるようになりました。

その火付け役といえるモデルなのではないでしょうか。

🥉第3位 2019年 キューバ代表 シングレット

リオデジャネイロ五輪の決勝で、太田忍選手と戦ったことでも有名なイスマエル・ボレーロ選手が所属するキューバの新シングレット。

ブラックを基調としつつ国旗のカラーを取り込んでいて、さらに胸元のCUBAのフォントにもキューバらしさが存分に感じられるデザインです。

メーカーとして気になるのは、「青コーナーでここまで赤色を使ってもいいの?」という疑問。

UWWの規定ではNGと理解していましたが、その殻を破ってきたデザインという意味でも注目のデザインでした。

🥈第2位 2019年 カナダ代表 シングレット

2019年からカナダチームで使用されているシングレット。

アメリカ代表同様NIKEの存在感があり、その上で国家を象徴するデザインになっているのが魅力です。

よく見ると「透かし」で渦潮柄がプリントされています。

これはおそらく、カナダが「渦潮」で有名だからだと思いますが、このように遠くから見てもでは一見わからないアレンジが、デザインに奥行きをつくっていくのだと思います。

かっこいいですね!

🥇第1位 日本体育大学レスリング部 シングレット(青コーナー)

Japan Wrestling Federation 日本レスリング協会さんの投稿 2018年12月25日火曜日

全日本選手権に足を運ぶ人であれば、誰もが知っているモデルだと思います。

現在、日本体育大学が使用しているシングレットの青コーナーデザインです。

赤コーナーもかっこいいですが、青コーナーの同系色で統一されている感じが洗練されていて好きです。

国内外で多用されている、当時アシックスが用意したフォーマットにしたがってつくられたデザインだと思いますが、その中でも群を抜いているように思います。

上下にホワイトのグラデーションがかかっているのもスポーティーでかっこいいですね。

また、日本体育大学は大学4年間で下克上のごとく駆け上がってトップ選手になっていく若者を次々に排出していて、そのストーリーもあいまっているように感じます。

Japan Wrestling Federation 日本レスリング協会さんの投稿 2019年12月22日日曜日

また、2019年天皇杯で57kg級で優勝した樋口黎選手のシングレットには、日体大ライオンマークが入っていません。

OBだからという理由か、メーカーの都合かは定かではないですが、これはこれでシンプルでかっこいいですね。

ライオンがなくてもカラーで日体大だとわかるところが洗練されたデザインの証です。

こちらのシングレットにはカラーバンドが入っていないので、UWW規定が国内大会で徹底された時にもしかしたら見納めになるかもしれませんが、一時代を築いたモデルであったことは間違いないです。

MAMOは真っ向勝負を挑みます

レスリングウエアブランドのMAMOが選んだTOP5、いかがだったでしょうか?

おそらくこのブログを読んでくださっている方々は、レスリングに精通されている人がほとんどだと思いますので、「知ってるよーー」という声が聞こえてきそうです。

確かに世界には様々なデザインがありますし、ご紹介もかねてランクインさせたかったです。

しかし、心からかっこいいと思えるものを記載したかったので、ある意味ベターなランキングになってしまったように思います。

さて、MAMOもレスリングウエアブランドとして、指を加えて待っているほど甘ったれていません。

世界のシングレットたちに真っ向勝負を仕掛けていきます。

2020年2月にブランドサイトをリニューアルしたと同時に、シングレットのモデルも一新しました。

ボディラインをかっこよく見せるために、型紙を7パーツに分けて縫製しています。

中でも特徴は、脇から腹への食い込みを極端に大きくしているところです。

この部分は再現が非常に難しく、何度も試作品をつくり、ついに納得のいくものが出来上がりました。

型紙を細かくすると何がいいかというと、無理にフルカラーで柄柄なものをつくらなくても、シンプルなデザインで十分個性が出せるということです。

また、高級感がでるのもポイントですね。

冒頭でもお話しした通り、MAMOの強みはデザインをフルオーダーできるところです。

ベーシックモデルカラーも準備していますが、こだわりたいお客様には是非ともデザインからお手伝いさせていただきたいです。

5月末に開催される明治杯全日本選抜大会には、リニューアル後のMAMOシングレットで新たに9チームが出場する予定です。

同じカットラインですが、それぞれ全く異なったイメージに仕上がりましたので楽しみにしていてください。

また、サモア国籍を取得して、サモア代表として東京オリンピックを目指している赤澤岳選手のシングレットも先日納品させていただきました。

赤澤選手の活躍とともに、MAMOのシングレットが世界に飛び立つのもすぐそこまできています。

👇サモア代表 赤澤岳選手の特集記事です。
https://www.47news.jp/4603766.html

本当にワクワクしますね。

レスリングのかっこよさが世間に伝わるように、私たちは精進していきます。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

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