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レスリングシングレットを購入する上で考えるべき4つのポイント(サイズ、伸縮性、デザイン、価格)

2018年からシングレットの販売をスタートし、約2年間でお客様から様々なご質問を受けました。

その中で、お客様がどんなことに注視してシングレットを選ばれているかがわかってきたので、購入前に知っておきたいポイントをメーカーの目線から整理していきたいと思います。

1. 身体にフィットしたサイズ選び

まず、シングレット選びの上で一番重要なことは体格にあったサイズを選ぶことです。

レスリングは階級スポーツで、シニアの男子フリースタイルだと下は57kg級から上は125kg級まで、幅広い体格の選手がいます。

また、同じ階級であっても身長や骨格などは個々人で様々であり、「57kg級はSサイズ」のように断定するのが難しかったりしますよね。

サイズ選びで迷ったら、まずサイズ表をチェックしてみてください。

メーカーごとに規格が異なりますので、必ずチェックすることをお勧めします。

MAMOでは、シングレットページの下記のボタンからサイズ表が閲覧できるようになっています。

クリックすると下記のサイズ表が表示されます。

MAMOでは、ジャストサイズでかっこよくシングレットを着て欲しいという思いが強くあるため、かなり細かくサイズ区分をしています。

※ベーシックモデル(フルオーダーは同規格)とエントリーモデルで規格が異なるので注意してください。

身長と体重が同じサイズ内に該当していれば問題ないですが、「身長は2Lだけど体重がLに該当する」という選手も中にはいます。

その場合、体重を優先して選んでください。

要するにサイズは表面積がどれくらいかで決まってます。

体重は身長よりも表面積との相関が高いので、体重の方がサイズ選びには重要になります。

それでも「間違いのないサイズを購入したい」と思われるお客様には、サイズ見本のお貸出しサービスを実施しています。

安い買い物ではないですし、何年間も使用するモノなので、私たちとしても慎重に選んでいただきたいと思っています。ご遠慮なくお問い合わせください。

※繁忙期は貸出し中で見本が欠品している場合があります。

2. 競技パフォーマンスに直結する生地の伸縮性

先ほどの「サイズ選び」にも関係しますが、シングレット選びにおいて生地の伸縮性は非常に重要なポイントになってきます。

当然MAMOでもここに十分にこだわりました。

伸縮性が悪いシングレットは、体格を制限してしまったり、プレイ中の動きに支障をきたします。

また、伸縮にも縦伸び横伸びの2種類がありますが、シングレットに求められるのは両方共です。

これは俗に2WAYと呼ばれます。

2WAY生地の素性はポリエステル80~90%、ポリウレタン10~20%。

一般的にポリエステルの比率が高くなるについて丈夫で固め、反対にポリウレタンの比率が高くあるにつれて脆弱で伸びやかな生地になります。

MAMOシングレットは、ポリエステル87% / ポリウレタン13%の2WAY生地を使用しています。

実は2WAY生地の中でもポリエステルの比率がやや高の生地を選びました。

「では伸縮性があまりないの?」と思われるかもしれませんがそんなことはございません。

かなり伸びます。

生地の伸縮性と丈夫さの兼ね合いについては各メーカーの腕の見せ所だと思います。

MAMOのシングレットに使用している生地は、100種類以上の生地の中から何度もテストして厳選したものなので、この点には自信があります。

ここについては後日詳しく書いてみたいと思っています。

3. デザインの自由度

チームの個性を表現するために、デザインをこだわりたいというお客様は多いです。

そのため、現在では昇華転写という技術を使って、ポリ系の生地にフルカラーでプリントするのが主流になっています。

昇華転写プリントは、熱によって生地にインクを浸透させる技術で、従来の印刷部分が剥がれるといった問題が起こりません。

この点についても非常に優秀な印刷方法だと思います。

しかし、一つ問題があって、メーカー側の視点として、デザインの自由度を高めると作成に労力がかかってしまうということです。

そのため、メーカーによってはベースとなるデザインを決めておいて、カラーチェンジで個性を出す方法をとっている場合があります。

デザインにスーパーオリジナリティを求めないお客様も多くいますし、労力を考えると正しい選択だと思います。

MAMOでもベースデザインからカラーを選べるコースとして、ベーシックモデルを用意しています。

また、MAMOは「チームの伝統や主張は大変大事で、それをユニフォームにも反映させるべき」と考えているので、デザインのフルオーダーモデルを準備しています。

レスリングウエアに特化したブランドとして差別化していきたいポイントでもあるので、唯一無二のシングレットをつくりたいというお客様はぜひご相談いただけたらと思います。

4. 予算に見合った品質

価格については、特にジュニアチームの保護者様からご意見をいただくことが多いです。

シングレットの価格は、安いものだと1枚あたり6,000円くらいから、高いものだと17,000円するものあり、メーカーによって様々だったりします。

年齢が上がるにつれて価格帯の高いシングレットをチョイスされる傾向があるように思います。

確かにジュニア世代だと成長に伴ってサイズを購入し直す必要があり、安く安くを求めるのも必然だと感じます。

先ほどの「デザインの自由度について」でも触れましたが、MAMOでは基本的にユニフォームでチームの個性を出してほしいと考えています。

しかし、上記のような理由でシングレットを選ばれるお客様にもご対応したいと考えているので、エントリーモデルをご用意しました。

エントリーモデルは、在庫しているシンプルなベースデザインのシングレットにシルクインクで1色印刷をするモデルです。

ジュニア規格で1枚9,200円(税別、初回の版代別)になります。

注文いただいて一からつくるベーシックモデルよりもスピーディに納品できるのもポイントです。

また、ジュニアチームの中には、指導者が学校の先生であり、週末や夜間にボランティア的に運営されているところも多く見られます。

そういったチームは選手一人一人ではなくチームで保有していたり、保護者間でバトンパス方式で受け継いでいたりして、コストをかけずに上手くやりくりされています。

MAMOのシングレットはどのモデルも丁寧に縫製しているので、すぐに壊れることはございません。

こだわりのシングレットを何年も使っていただけることは非常に嬉しく思います。

シングレットを選ぶ上で重要なポイント4つのまとめ

いかがだったでしょうか。

シングレット選びのポイントについてまとめました。

  1. 身体にフィットしたサイズ選び
  2. 競技パフォーマンスに直結する生地の伸縮性
  3. デザインの自由度
  4. 予算にあった品質

私自身も元レスリング競技者で、その経験を踏まえてレスリングウエアを作っているからこそ、お客様のお悩みがよく理解できます。

MAMOでは、選手の皆さんに120%納得いただけるシングレットをお届けしたいと思っているので、どんな細かいことでもお気軽にご相談いただけたらと思います。

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