今大会は五輪イヤーということもありポストオリンピアンを望む次世代の台頭が印象的だ。
そんななか、一際の勝負強さを魅せたのが山梨学院大FS57kg級の勝目大翔 選手
初戦は昨年の大学チャンピオン(現自衛隊)佐々木選手と激突。2R目ラスト20秒まで4点リードを許すもサシからリズムをつくりついに足をとってテイクダウン。さらにラスト1秒、場外際でローリングを決めて逆転勝ち。通常4点差は心理的に安心感のある点差だが、勝目選手に相手を焦せらせる尋常ならぬプレッシャーがあったに違いない。
次戦は強豪・新井陸人選手。見所はやはり2R序盤のバック投げ?4点のシーン。正直技名がわからないが、、、それほどに瞬時の判断力と思い切りの良さがなければ決め切ることができない大技だと思った。中学高校はグレカーの印象も強い選手だけにしっかりその持ち味をこの大舞台に持ち込んでいる。
この試合はその後新井選手にフォール負けを許してしまうも、FS57kgのトップ戦線でも通用する実力を世間に見せつけた大会となった。(新井選手はその後初優勝を飾る)
3位決定戦も競り勝ち、堂々の表彰台へ。大学2年にして出る大会全てに入賞する実力者となったが、持ち前の勝負強さで頂点に立つ日も近いか。
彼の試合はとにかく熱い!